名古屋制作部

名古屋制作部からのコメント

洲崎 学

映画を2倍速で観る時代である。

少し前はHDDレコーダーで番組録画をしながら追っかけ再生で
自分の興味が無い部分はスキップボタンで飛ばし見をして
その間の映像は「この世に無かった」ことにされてしまっていたが
今や映画の「間」や「情感」「細かい演出」を早送りで観てしまう。
それほど我々には時間が無いのか?
新しいコンテンツやプラットホームが増大しても
その全てを観ることは人生をかけても不可能だ。
だから倍速視聴で時間を稼ぐ?それも良いだろう。

しかし、劇場で観る映画は時間の流れに逆らえない。
倍速も戻って観ることも出来ない。
いつも倍速で観る人は飛ばしたくてイライラしないのだろうか?
見終わったあとの感想・考察をネットにUPするため
我慢して観ているのだろうか。

リアタイ視聴はネットでつぶやきながら観る時代。
観るのが目的なのか、つぶやくのが目的なのか
映像は語るためのツールになったが
昭和の時代も放送翌日に「おい、昨日のアレ見たか?」と話す事と
本質は何も変わっていない。単にネットで全世界と繋がっただけです。

そんな中で地上波もタイムシフトで観る時代です。
つぶやきながら、飛ばしながら、いわゆる「ながら視聴」でもウエルカムですが
手間暇かけて撮影編集したVTRは飛ばし見されたくないですね…
番組制作スタッフは、そう思います。
そう思いながら動画サイトを観る時は「シークバー」をスライドさせています。
自己矛盾です。

名古屋制作部は、「生放送番組」に配属されている人が多い部署です。
「生放送」は、最もリアタイに相応しい
「いつ何が起こるか分からない」というコンテンツです。
その緊張感が「瞬発力&対応力」のスキルUPに繋がります。
それはロケ現場にも生かされます。
生放送は決して「シークバー」をスライドさせません!
(※タイムシフト視聴者は除く)

まとめ
飛ばし見されない映像コンテンツを作りたい名古屋制作部でした。

制作本部 名古屋制作部 部長 洲崎 学
代表作
【レギュラー】
「5時SATマガジン」「KissMissChick」「PRE-PRIDE」「PRIDE王」「ボイメンのギャラ100!」
「ぐっさん家」「リサッチ」「SKE48のへーきん!」「デルサタプッシュ」など
【特番】
「電気GROOVEの電気が出るTV」「成子坂定食」「#ザキヤマ#おピンキリちゃん#名古屋#映える」
「HOOST CUP LEGEND DNA FIGHT」など

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